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インタビュー

明日もまた働きたいと思える職場にするために。多様性とリスペクトが共存するJPデジタルの文化

明日もまた働きたいと思える職場にするために。多様性とリスペクトが共存するJPデジタルの文化

JPデジタル 執行役員副社長COO(Chief Operating Officer)
財前 幸一郎

日本郵政グループにおいて、郵便・物流事業を中心に、郵便局管理者、営業企画、経営企画を経て、コールセンター運営やオペレーション改革を担当。2023年に日本郵政に出向し、日本郵政グループのDX推進に従事。

多様な価値観を活かすために、ユーザー視点とリスペクトを忘れない

――さっそくですが、COOとしてどんな組織にしていきたいですか?

JPデジタルには、さまざまなバックグラウンドを持った素晴らしいメンバーが集まっています。他社や他業界で経験を積んできた人もいれば、日本郵政グループ内で経験を積み上げてきた人もいる。得意な専門領域や価値観もそれぞれ異なりますから、ひとつの課題に対して異なる考え方やアプローチをとれるのがJPデジタルの強みのひとつです。

ただ、それだけ多様な人材がいるということは、ときに意見がすれ違ったり、チームが空中分解したりしてしまうリスクもあります。そこで大事にしたいのが“ユーザー視点”です。私たちは誰のために、何のために仕事をしているのか。それは間違いなくユーザーのためにあります。目線を常にユーザーに向け、ユーザーと向き合い、ユーザーの喜びを願いながら仕事をする。この共通認識を持っていれば、価値観の異なるメンバーでもひとつの方向を向くことができます。

そしてもうひとつ大事なのが、“お互いへのリスペクト”です。
ユーザーのためという同じ目的に向かっていたとしても、価値観や経験が違えばアプローチの仕方は当然異なります。意見をぶつけ合うのは決して悪いことではありませんが、根底に必要なのはお互いへのリスペクトです。自分とはちがう意見が出たとしても相手を否定するのではなく尊重する。そうした前提があることで意見を出しやすくなりますし、たとえ自分の意見が採用されなくても納得しやすく、成長にもつながるはずです。

JPデジタルには、もともと“称賛”の文化が根づいていて、これは本当に素晴らしいことだと思っています。誰かのチャレンジや行動に対して「それいいね」「ありがとう」と言葉を贈り合う習慣が組織の中に息づいています。縁の下の力持ちにスポットを当てる「Unsung Hero」という表彰制度もあり、そうした文化が制度としても支えられています。

いわゆる「なぁなぁ」の馴れ合いではなく、プロフェッショナルとして真剣に成果を目指しながらも互いを尊重し合う姿勢。そんな文化をこれからも大切にしていきたいです。

明日もまた働きたいと思える職場にするために

――組織の文化を支えるうえで、大切にしていることはありますか?

明日もまた会社に来て、仲間と一緒に働きたいと思えるような職場にしていきたいです。一人ひとりの社員が学びと成長を実感できるようにしたいと本気で思っていますし、その環境をつくるのがわたしの役割のひとつだと考えています。

そのためには、いま取り組んでいることが未来につながっていると確信できることが重要です。会社としてどこを目指していて現在地はどこなのか、次に目指すのはどの山で、それはなぜなのか。そういったメッセージを発信し続けることは経営の大事な役割のひとつです。

わたし自身、若手のころはただ言われた仕事をこなす時期がありました。指示された仕事をやってはいるけれど、それが何につながっているのかは見えていなかった。でもあるとき、「自分の仕事はこんなふうに世の中につながっていたんだ」と、点と点、小局と大局がつながる感覚を持った瞬間があったんです。視界がパッと開けて、同じ景色がまったく違って見えた。その感覚は今でも鮮明に覚えています。

あのときの感覚を、できるだけ多くの人に持ってもらえるように。会社がどこを目指していて、いま自分が取り組んでいることが、その先にどんな未来に繋がっているのか。それをきちんと示していきたいと思っています。

とはいえ、環境は常に変化しています。正解がないなかでチャレンジをしているので、ときにはうまくいかないこともあるでしょう。だからこそ、“走りながらチューニングする”姿勢を大切にしています。登ってみた山が本当に正しかったのか、登り方は適切だったのかを、きちんとふりかえって次につなげていく——そんなトライ&エラーの繰り返しが重要です。

そういった意味で「振り返り」の文化を根付かせていきたいと思っています。振り返りも、けして「反省会」ではありません。うまくいかないことがあったとしてもそのことを責めるのではなく、なるべく早く見直して、また前を向く。そのスピード感が大事ですし、「トライした」という行動そのものをきちんと称賛できる組織でありたいと思っています。

自由な文化のもとで、ユーザーに価値を届ける仕事を

――最後に、JPデジタルで働くことのやりがいや意義について教えてください。

働いている社員に実際に話を聞いてみると、多くの人が「ユーザーの声を身近に感じながら働ける」ことにやりがいを感じています。自分たちが生み出した企画やプロダクトが多くのユーザーに影響を与え、ダイレクトにその反応を受け取れるのがJPデジタルの仕事の醍醐味です。

そして、JPデジタルには自由でフラットな社風があります。硬いイメージを持たれることが多い日本郵政グループのなかでは、ある意味では特異と言えるかもしれません。わたし自身もジョインした際は戸惑いもありました。

しかし今では、その特異さこそがJPデジタルの魅力であり、強みだと感じています。多様なバックグラウンドを持つメンバーが、立場や職種に関係なく「ユーザー視点」という共通認識のもとにフラットに意見をかわし、自由にアイデアを出し合える。そうした文化があるからこそ、既存のやり方にとらわれずに新しい価値を生み出せるのだと思います。
そんなJPデジタルの強みを活かして、日本郵政グループのお客さまやグループ社員の体験価値を高めていきたいです。

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